ウェーダー修理してみましょう。
ウェーダー修理してみましょう。
ウェーダーピンホールや穴の修理
2018年7月13日金曜日 FIXEND
まずホームセンター等で安く売っているパーツクリーナを買ってきます。間違っても潤滑オイル系を買わないでくださいね。パーツクリーナーと書いてあればなんでも良いです。
(自己責任でお買い求めください!)
ウェーダーをひっくり返します。そしてまずクリーナーを裏面からたっぷりとスプレーしていきます。(*下記写真)
すると...なんとピンホールの場所が明らかに点々と見えてきます。クリーナーなので揮発性がよくたっぷりスプレーする程によく見えてきます。
しかし、ヒッピまでウェーディングした際に右足にたっぷりと水を侵入させた大きな穴がまだ見つかりません。そこで股グリの方まで、ススレーして探り当てていきます。そしたらなんとありました。。。でかい!
揮発性が良いのですぐにこの黒ずんだ丸い穴の場所がわからなくなるので
すぐに、油性マジック等で位置に丸で印をつけていきます。↓こんな感じで。
↓
↓
ありました...1mmぐらいの穴が。でかい。
↓
表に返して、表側を確認。多分、藪漕ぎで木か何かに刺さったのでしょう。内股の部分は死角なので気が付かない事もあるけど、
普段は腰までのウェーディングをしないので、全く気づかない場所にありました。
ほぼ、穴が特定できたので次は修理。アイロンとハサミと3Lシームテープを用意します。
シームテープは弊社WEB SHOPで売っています。
http://fixend.shop-pro.jp/?pid=96095999
アイロンの温度を”中”に設定して
温度の上がるのを待ちます。
3Lシームテープを適当な大きさに切ってアイロンで接着していきます。
→
こんな感じでしっかりと先着できていれば大丈夫です。このテープを使う事で、ボンドを乾かす時間も節約できますね。
さて本題の大きな穴の修理を開始します。
少し大きく、深水量も多いので何本か切って多めに準備。
並べて大き目に重なるようにアイロンで数回圧着します。
あとは、前から気になっている一番裏側のハーフトリコット(3層目)のニットを
腰痛用の腰ベルトのクイックロンのオス側で削ったところが、GOREの樹脂メンブレンがむき出しになっていたのでそこも、劣化防止のために補強します。
メンブレンがむき出しに...
周りの段差をなくす。
ここも何本か用意して圧着します。
さて、大きな穴は表面からも補修が必要!
表側は1cmぐらい横に切れている
ここからはプロの作業になります。離型紙付きのホットメルトシート(*要望があれば販売も考えます。)と3L素材の似た色のものを大き目にカットして用意しておきます。
離型紙付きのホットメルトシート→
近似色の3L素材
まず3Lの裏目にホットメルトシートを離型紙を自分側、のり面と3Lの裏側を合わせます。
アイロンの温度を”低”にして本当に軽く離型紙側から当てて、のり面を3Lの裏面にくつける程度にします。
そうすると離型紙が剥がせるようになります。
離型紙がこんなにも綺麗に剥がせます。
穴の大きさよりも大き目にカットします。穴の形によっては角丸の四角でも良いです。角は絶対につけないでください。必ず角丸の形です。
アイロンの温度を”低〜中”の温度で表から圧着します。あまり圧着以外の本商品の生地に触れないようにしっかり圧着します。
失敗例...アイロンの先の形が観れるの分かりますか?いずれ消えると思う熱のアタリですが、綺麗ではありません。内股で見えない部分なので良しとしました(^^)
長く大切に使う事もメンテナンスあっての事だと思います。新品の履き心地はとって良いので新調する方は新品が良いですね。でも愛着あるものは長く着たいものです。是非試してみてください。
ご自分でやるのも面倒だし、自信のない方はご相談ください。お見積もり出して弊社で修理も可能です。
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フィクスエンド・ショップ FIXEND SHOP
Mail: shop@fixend.co.jp
Tel&Fax: 044-701-0502
店主;戸舘 (Todate)
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